お年玉の相場・マナー早見

お年玉をあげる相手の年齢・学年を選ぶだけで、金額の相場の目安と、ポチ袋の書き方・お札の折り方(三つ折り・新札)・渡し方のマナーが分かります。甥・姪や孫など関係別の目安、喪中のときの扱いも表示します。

赤ちゃん・未就学児・小学生
中学生・高校生・大学生

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相手を選ぶと、ここに相場とマナーが表示されます。
お年玉の相場の目安
お札・硬貨
ポチ袋の書き方
お札の入れ方
渡し方・マナー

お年玉の金額の決め方

基本は
年齢・学年
お年玉の額は相手の年齢・学年で決めるのが基本です。学年が上がるごとに少しずつ増やし、きょうだいや親戚の子の間で大きな差が出ないようにそろえます。目安として「年齢 ÷ 2 × 1,000円」(10歳なら5,000円)という考え方もあります。
関係で
少し調整
自分の子・孫は相場どおり〜やや多めに、甥・姪は相場どおりできょうだい間で額をそろえると安心です。友人・知人の子や近所の子は、相手の家に気を遣わせないよう控えめの額にします。
縁起の
よい額に
金額は切りのよい額(千円・三千円・五千円・一万円)にします。「4」「9」は避けるという人もいます。お札が複数になるときは4枚・9枚を避け、五千円札1枚や一万円札1枚にまとめると持ちやすく丁寧です。

年齢・学年別 お年玉の相場の目安

お年玉に決まった額はありませんが、各種のアンケートや慣習からおおよその相場があります。下は一般的な目安です。地域・家庭・きょうだいの人数によっても変わるため、迷うときは近しい親戚と額を合わせるのが安心です。

相手相場の目安
0〜2歳(乳児・未就園)500〜1,000円(品物で代えることも)
3〜6歳(未就学・幼稚園)500〜1,000円
小学校 低学年(1〜3年)1,000〜3,000円
小学校 高学年(4〜6年)3,000円前後
中学生5,000円前後
高校生5,000〜10,000円
大学生・専門学生10,000円前後

相手との関係別の傾向

同じ年齢でも、相手との関係で少し変わります。金額そのものより親戚間でそろえることを優先すると、あとで差が出て気まずくなるのを防げます。

相手との関係傾向
自分の子・孫相場どおり〜やや多め。家庭の方針で
甥・姪相場どおり。きょうだい間で額をそろえると安心
友人・知人の子、近所の子相場より控えめ(低めの額)に

ポチ袋の書き方

ポチ袋に名前を書くのは、受け取った子が誰からもらったか分かるようにするためです。決まっているのはそれだけで、表面に相手の名前(「○○ちゃんへ」)、裏面に自分(贈り主)の名前を書きます。書く場所にも、縦書き・横書きにも決まりはありません。ポチ袋は絵柄が入っているものが多いので、その袋で読みやすいところに書けば十分です。「縦書きで左上」と紹介されることがよくありますが、そう書かなければいけないわけではなく、柄に重なって読めないなら別の場所に書けば済みます。

表面に余白がなければ裏面に書いてもかまいませんし、デザイン的に書きづらければ無理に書かなくてもかまいません。小さな子にはひらがなで「○○ちゃん・○○くん」、贈り主も「おじいちゃんより」「○○おばちゃんより」と書くと、子どもにも読みやすく親しみが伝わります。金額は書かないのが一般的です(書く場合は裏面、贈り主の名前の右横あたりに)。

おもて 表面=相手の名前 うら 裏面=贈り主の名前 書く場所・縦横に決まりはなし(柄に合わせて読みやすい所へ)
表面に相手・裏面に自分の名前。場所と向きは自由です。ポチ袋は三つ折りのお札が入る縦長(三つ折り用で約65×95mm)で、裏面の上部にフタがあります。図は縦書きで書いた一例で、この位置でなければいけないわけではありません——袋の絵柄に合わせて、読みやすいところに書けば十分です。名字が同じ親戚が集まる場では、下の名前まで書くと誰からのお年玉か分かりやすくなります。

お札の折り方・入れ方(三つ折り)

お札はお祝い事なので、できれば新札(ピン札)を用意します。折り方は三つ折りが基本です。お札の表(肖像のある面)を上にして置き、左→右の順に折ります。こうすると表面が内側に隠れ、右側が上にかぶさった状態になります。ポチ袋には、この右がかぶさった面を袋の表側に向け、天地が逆さにならないように入れます。左→右の順に折るのは、受け取った人が右から開きやすいためです。

① 表を上に 肖像が見える向き ② 左を折る 3分の1を内側へ ③ 右を重ねる 右が上にかぶさる ④ ポチ袋へ 右かぶさりを表に
表を上にして左→右。右がかぶさる面を袋の表側に。お札の表(肖像)を上にして置き、左の3分の1を内側へ折り、次に右の3分の1を重ねます。表面は内側に隠れ、右側が上にかぶさります。ポチ袋には、この右がかぶさった面を袋の表側に向け、天地が逆さにならないように入れます。三つ折りのお札(約53×76mm)は、三つ折り用のポチ袋(約65×95mm)にちょうど収まります。

定規なしでぴったり三等分にする目印

三等分は目分量が難しいものですが、肖像を目印にするとほぼぴったり折れます。仕組みは単純で、左の3分の1を折ると折り返した左端は、ちょうど3分の2の位置に着地するからです。つまり左端が肖像の顔の左側の決まった場所に触れる位置で折れば、折り目は自動的に3分の1の位置になります。あとは右端を、できた折り山に重ねるだけです。

左端をここまで折り返す 折り目=3分の1 目印=3分の2 目印は肖像の顔の左側(券種別は下の表)
左端が「3分の2の位置」に着地する=そこが目印。お札の左端を右へ折り返し、左端が肖像の顔の左側の目印に触れる位置で折れば、折り目は自動的に3分の1になります。次に右端を折り山に重ねれば三つ折りの完成です。目印になる場所は券種で少しずつ違います(下の表)。

券種別の目印と三つ折りサイズ

お札は高さがすべて76mmで共通ですが、横の長さは券種で異なります。折り返した左端が着地する目印は、次のとおりです(2024年7月発行の新紙幣の場合)。

券種折り返した左端が来る目印お札の寸法三つ折り後の幅
千円札
(北里柴三郎)
肖像の向かって左の耳の端に触れるあたり150 × 76 mm約50mm
五千円札
(津田梅子)
肖像の向かって左の頬の輪郭のあたり156 × 76 mm約52mm
一万円札
(渋沢栄一)
耳と頬の中間あたり160 × 76 mm約53mm

目印がわずかに違うのは、券種ごとにお札の長さと肖像の位置が少しずつ異なるためです。いずれも「顔の左側のあたり」という点は共通なので、迷ったら顔の左端を目安に折り、左右の余りが同じ幅になるように微調整すれば十分きれいに仕上がります。なお旧紙幣(野口英世・樋口一葉・福沢諭吉)は絵柄が異なるため、目印の位置も変わります。新札は紙がしっかりしているので、一度で強く折らず、位置を合わせてから折り目を整えるのがコツです。

四つ折りは避けます。「4」が「死」を連想させるため、お祝いであるお年玉では三つ折りが基本です。厚みが増してポチ袋の形が崩れる、という実用上の理由もあります。お札が複数枚のときは、1枚ずつ折ってから重ねて入れると、ずれずにきれいに収まります。
あわせて確認:お祝い事のご祝儀の相場や、袋に書く金額の大字、七五三や数え年など子どもの行事は、それぞれ次のツールで確認できます。

よくある質問

お年玉の相場は年齢・学年でいくら?

一般的な目安は、未就学児が500〜1,000円、小学校低学年で1,000〜3,000円、高学年で3,000円前後、中学生で5,000円前後、高校生で5,000〜1万円、大学生で1万円前後です。「年齢÷2×1,000円」(10歳なら5,000円)を目安にする考え方もあります。あくまで目安なので、親戚間でそろえることを優先しましょう。

甥や姪へのお年玉はいくらが目安?

甥・姪も年齢・学年別の相場どおりで問題ありません。ただし、きょうだい(甥姪の親同士)で金額をそろえておくと、あとで「うちは少なかった」といった差が出て気まずくなるのを防げます。渡す前に相談しておくと安心です。

お年玉のお札は新札でないとだめ?

お年玉はお祝い事なので、できれば新札(ピン札)を用意します。用意できなければ、なるべくきれいなお札を選び、折り目を整えて入れます。お札は表(肖像のある面)を上にして置き、左→右の順に三つ折りにします。表面は内側に隠れ、右側が上にかぶさった状態になるので、その面を袋の表側に向け、天地が逆さにならないように入れます。硬貨は表(絵柄の面)を上にして入れます。

お札をぴったり三つ折りにするコツは?

肖像を目印にします。お札の左端を右へ折り返すと、左端はちょうど3分の2の位置に着地するため、左端が肖像の顔の左側に触れる位置で折れば、折り目は自動的に3分の1になります。新紙幣では、千円札は向かって左の耳の端、五千円札は向かって左の頬の輪郭、一万円札は耳と頬の中間あたりが目印です。あとは右端を折り山に重ねれば完成です。旧紙幣は絵柄が違うため目印の位置も変わります。

お年玉のお札は四つ折りでもいい?

四つ折りは「4」が「死」を連想させるため、お祝いであるお年玉では避け、三つ折りにするのが基本です。厚みが増してポチ袋の形が崩れるという実用上の理由もあります。お札が入りきらないときは、四つ折りにするのではなく、三つ折りが入る大きさ(約65×95mm)のポチ袋を選びましょう。

お年玉は何歳から何歳まであげる?

始める年齢に決まりはなく、0〜3歳ごろは現金の代わりに絵本やお菓子を渡す家庭も多いです。終える年齢は高校卒業・二十歳・就職・大学卒業などさまざまで、家庭やきょうだい間で方針をそろえておくと、渡す・渡さないの気まずさを避けられます。

喪中のときお年玉はどうする?

喪中でも子どもを楽しみにさせないよう、「お年玉」という表書きを避け、無地のポチ袋に入れて「お小遣い」「文具代」などとして渡すのが一般的です。紅白の水引や華やかな柄の袋は控えめにし、渡すときも派手にならないよう配慮します。喪中の年賀状(喪中はがき)については専用ツールも参考にしてください。