お中元・お歳暮ガイド(時期・のし・相場)

お中元・お歳暮を「いつ」贈ればよいか(地域による違い)、のしと表書きの書き方、関係別の金額の相場、時期を過ぎたときの表書きの切り替え、そして喪中のときの対応まで、1ページにまとめました。

目次
  1. お中元・お歳暮とは(違いと意味)
  2. 贈る時期(地域による違い)
  3. 時期を過ぎたら?表書きの切り替え
  4. のし・表書き・水引の書き方
  5. 金額の相場(関係別)
  6. 喪中・忌中のときの対応
  7. 品物選びとマナーのポイント
  8. よくある質問

1. お中元・お歳暮とは(違いと意味)

お中元もお歳暮も、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える贈り物です。お祝い事の贈答ではないため、目上の方へ贈っても失礼にはあたりません。

大きな違いは贈る時期です。お中元は夏(7〜8月)に半年間の感謝を、お歳暮は年末(12月)に一年間の感謝を込めて贈ります。両方贈るのが正式ですが、片方だけにする場合は、一年の締めくくりであるお歳暮を優先するのが一般的です。一度贈り始めたら毎年続けるのが基本で、やめたいときは翌年から暑中見舞いや年賀状などの挨拶に切り替えると角が立ちません。

2. 贈る時期(地域による違い)

お中元の時期は地域によって異なります。お盆を新暦で行うか月遅れで行うかの違いによるもので、送り先の地域の時期に合わせるのがマナーです。近年は全国的に早まる傾向があり、6月下旬から贈る例も増えています。

地域お中元の時期の目安
北海道7月中旬〜8月15日
東北・関東7月初旬〜7月15日
北陸地域差あり(7月初旬〜15日/7月中旬〜8月15日)
東海・関西・中国・四国7月中旬〜8月15日
九州8月1日〜8月15日
沖縄旧暦の七夕〜旧盆(年により変動)

お歳暮は地域差が比較的小さく、全国的に12月初旬〜12月20日ごろに贈るのが目安です。関東では12月初旬から、関西では12月13日ごろからとされることが多くなっています。生鮮食品を贈る場合は、先方が受け取りやすいよう年末ぎりぎりを避け、日持ちや不在も考えて手配しましょう。

3. 時期を過ぎたら?表書きの切り替え

うっかり時期を過ぎても、表書きを変えれば贈れます。品物はそのままで、掛け紙の表書きだけを季節の挨拶に改めます。

時期表書き
お中元の時期内御中元
お中元後〜立秋(8月7日ごろ)まで暑中御見舞(目上へは「暑中御伺い」)
立秋〜8月末ごろ残暑御見舞(目上へは「残暑御伺い」)
お歳暮の時期内御歳暮
年明け〜松の内(1月7日ごろ/関西15日ごろ)御年賀
松の内後〜立春(2月4日ごろ)まで寒中御見舞(目上へは「寒中御伺い」)
ツールで確認:「御中元」「御歳暮」など場面ごとの正しい表書きと水引は、こちらで選ぶだけで分かります。

4. のし・表書き・水引の書き方

お中元・お歳暮はお祝い事ではありませんが、繰り返してよい慶事扱いの贈答なので、紅白・蝶結び(花結び)の水引にのし付きの掛け紙を用います。結び切りは「繰り返さない」意味なので使いません。

あわせて確認:連名・会社一同で贈るときの名前の書き方と順番はこちら。

5. 金額の相場(関係別)

贈る相手との関係によって、無理のない範囲で金額を選びます。高価すぎると先方に気を遣わせてしまうため、下の目安が基本です。

贈る相手金額の目安
友人・知人3,000円前後
親・親戚3,000〜5,000円
会社の上司・仲人5,000円前後
特にお世話になった方・取引先5,000〜10,000円

お中元とお歳暮の両方を贈る場合は、お歳暮をお中元と同額かやや高めにするとバランスがよいとされます。毎年続けるものなので、年によって大きく増減させないのがマナーです。なお、勤務先によっては上司や取引先への贈答を社内規定で禁じている場合があるため、ビジネスでは事前に確認しましょう。

あわせて確認:結婚・出産などお祝い事の金額相場や表書きのマナーはこちら。

6. 喪中・忌中のときの対応

お中元・お歳暮はお祝いではなく感謝の贈り物なので、自分・先方のどちらが喪中でも贈って構いません。ただし、次の点に配慮すると丁寧です。

四十九日の日取りが分からないときは、命日から法要の年月日を確認できます。

ツールで確認:四十九日・一周忌などの年月日はこちらで計算できます。

7. 品物選びとマナーのポイント

品物は、先方の家族構成や好みに合わせて選ぶのが基本です。定番は、ハムやそうめん、ゼリー・水ようかん(夏)、ハム・お菓子・鍋物向けの品(冬)など、日持ちして分けやすいものです。次の点に気をつけましょう。

よくある質問

お中元とお歳暮は両方贈るべき?片方だけでもいい?

両方贈るのが正式ですが、片方だけでも失礼にはあたりません。どちらか一方にするなら、一年の締めくくりの挨拶であるお歳暮を優先します。お中元を贈った相手にはお歳暮も贈るのが基本です。金額はお歳暮をお中元と同額かやや高めにするとバランスがよいとされます。

お中元・お歳暮の時期を過ぎてしまったら?

表書きを変えれば贈れます。お中元後は立秋(8月7日ごろ)まで「暑中御見舞」、立秋以降8月末ごろまで「残暑御見舞」。お歳暮が年内に間に合わないときは、松の内(1月7日ごろ、関西は15日ごろ)まで「御年賀」、それ以降立春(2月4日ごろ)まで「寒中御見舞」とします。目上の方へは「御見舞」を「御伺い」に改めると丁寧です。

喪中でもお中元・お歳暮は贈っていい?

お中元・お歳暮はお祝いではなく感謝の贈り物なので、自分や先方が喪中でも贈って構いません。四十九日前の忌中の場合は時期をずらし、暑中見舞い・寒中見舞いとして贈ると配慮になります。紅白の水引は避け、白無地の奉書紙や無地の短冊のしを用いると角が立ちません。

のしの表書きと名前はどう書く?

水引は紅白の蝶結び(花結び)で、のし付きが基本です。上に「御中元」または「御歳暮」、下に贈り主の名前をフルネームまたは名字で書きます。贈答の目的が分かるよう外のしが一般的です。連名は右上位で3名まで、それ以上は代表者名+「外一同」とし別紙を添えます。

お中元・お歳暮の金額の相場はいくら?

一般的な贈り先は3,000〜5,000円、特にお世話になった方は5,000〜10,000円が目安です。会社関係へは先方の負担や社内規定に配慮し、高額になりすぎないようにします。毎年贈るものなので、無理なく続けられる額にし、年ごとに大きく増減させないのがマナーです。