「のし」と「水引」の基本
のし(熨斗)は、袋の右上にある飾りのこと。もともとは縁起物の「のしあわび」を表し、お祝い事(慶事)だけに付けます。弔事(お悔やみ)やお見舞い・お布施には付けません。
水引は袋の中央を結ぶ飾り紐。結び方で意味が変わります。
- 蝶結び(花結び)…ほどいて何度でも結び直せる=繰り返してよいお祝い(出産・入学・新築・お中元など)。
- 結び切り(真結び)…固く結んでほどけない=一度きりであってほしい事(結婚・快気祝い・弔事すべて)。
色は、慶事=紅白・金銀、弔事=黒白・双銀(関西の法要などは黄白)が基本です。迷ったら、上のツールで場面を選んで確認してください。
表書き・水引のよくある質問
「御霊前」と「御仏前」はどう違う?
仏式では四十九日の忌明けまでが「御霊前」、以降の法要が「御仏前」です。ただし浄土真宗は亡くなってすぐ仏になる教えから、通夜・葬儀でも「御仏前」を使います。宗派が分からないときは「御香典」が無難です。
水引の「蝶結び」と「結び切り」の使い分けは?
蝶結び(花結び)は何度でも結び直せることから、出産・入学・お中元など繰り返してよいお祝いに使います。結び切りはほどけないことから、結婚・快気祝い・弔事など一度きりであってほしい場面に使います。
のしは弔事にも付ける?
のし(熨斗)は縁起物なので、お祝い事(慶事)だけに付けます。弔事・お見舞い・お布施には付けません。
神式・キリスト教式の香典の表書きは?
神式は「御玉串料」「御榊料」、キリスト教式は「御花料」を使います。仏教用語の「御霊前」「御香典」や、蓮の絵柄の袋は使いません。
お布施の表書きは何と書く?
「御布施」が最も無難です。お布施は不祝儀ではなく僧侶へのお礼なので、薄墨ではなく濃い墨で書きます。