祝電はいつ送る? 場面別のタイミングと宛先
弔電は「通夜の前まで、遅くとも葬儀・告別式が始まる前まで」とはっきりしていますが、祝電は場面ごとに適切な時期が違います。式典を伴う場面(結婚式・落成・祝賀会)は前日まで、式典を伴わない場面(人事・受賞)は知らせを聞いてから何日以内で考えるのが基本です。上のツールで選べる場面について、届ける時期と宛先の目安をまとめました。
| 場面 | 届ける時期 | 宛先 |
| 結婚 | 午前に始まる式は前日までに会場へ。午後に始まる式なら当日の午前中までに | 式場宛て。新郎新婦の連名か、知っている方のフルネーム。原則として旧姓で書く |
| 出産 | 報告を受けたらすぐ。産院宛てにも届けられる | 産院または自宅 |
| 人事 | 就任・昇進・栄転とも、正式な辞令が出てから3日以内、遅くとも1週間以内 | 辞令の直後なら現在の所属・役職名宛て。就任後なら異動先・新しい役職名宛て |
| 開店 | 開業・落成もふくめ、式典があればその前日まで | 店舗・会場宛て |
| 受賞 | 叙勲・褒章もふくめ、知らせを聞いたらすぐ。遅くとも10日以内 | 職場か自宅。祝賀会の会場へ送るなら受け取りの可否を事前に確認 |
| 長寿 | 誕生日もふくめ、当日に届くように | 自宅 |
| 退職 | 最終出社日に届くように | 勤務先 |
時期を逃したからといって送れないわけではありません。人事のお祝いで辞令直後のタイミングを逃したときは、就任のときに送ります。発表から就任まで間が空く場合は、発表後と就任時の二度送ると丁寧です。
「受賞」と「受章」の書き分け 叙勲・褒章は国が個人の功績をたたえる制度で、勲章・褒章を受けることは「受章」と書きます。コンクールなどで賞を受けた「受賞」とは字が違うため、祝電では取り違えないよう事前に確認してください。
弔電・祝電のよくある質問
弔電の宛名は誰にする?
弔電の宛名は原則として喪主です。喪主が分からないときは「(故人名)様 ご遺族様」とします。会場へ届けるため、喪主のフルネームと斎場名を確認しておきましょう。
弔電はいつまでに送ればいい?
できれば通夜が始まる前までに、遅くとも葬儀・告別式が始まる前までに会場へ届くよう手配します。弔電は式の中で読み上げられることがあるため、当日ぎりぎりよりも前日から当日の午前中に着くようにしておくと安心です。祝電の時期は場面によって違うので、上の一覧を確認してください。
弔電を届けるタイミング できれば通夜が始まる前までに、遅くとも葬儀・告別式が始まる前までに会場へ届くよう手配します。宛名は喪主(不明なら「ご遺族様」)、送り先は斎場気付にします。
亡くなった方の敬称は?(父・母など)
受取人(喪主)から見た続柄で敬称を変えます。父は「ご尊父様」、母は「ご母堂様」、夫は「ご主人様」、妻は「ご令室様」、息子は「ご令息様」、娘は「ご令嬢様」が一般的です。
弔電で避けるべき忌み言葉は?
「重ね重ね」「たびたび」「再び」「続く」など繰り返しを連想する言葉と、生死を直接表す言葉を避けます。宗教が分からないときは仏教語の「ご冥福」も避け、「お悔やみ申し上げます」などが無難です。
宗教によって結びの言葉は変わる?
変わります。仏式は「ご冥福をお祈りします」、神式は「御霊のご平安をお祈りします」、キリスト教は「安らかなご永眠をお祈りします」。神式・キリスト教では「冥福」「成仏」は使いません。
電報の料金はいくらくらい?
メッセージ料金と台紙料金の合計です。NTT東日本ではメッセージ料金が1ページ目300文字まで1,430円(インターネット申し込み・税込)、2ページ目以降は420文字ごとに330円。台紙は文字だけのシンプルなものから1万円を超えるものまであります。2023年1月に文字単位からページ単位の料金へ変わったため、300文字の枠内なら短くしても安くはなりません。
家族葬でも弔電を送っていい?
訃報や案内状に「弔電辞退」と書かれている場合は送りません。書かれていなければ送って構いません。弔電は香典や供花と違ってお返しの手間や金銭的な負担をかけにくいため、家族葬でも選ばれています。案内状そのものが無く判断がつかないときは、葬儀社かご遺族に確認してから送ると安心です。
通夜・葬儀に弔電が間に合わなかったら?
葬儀が終わってから訃報を知ったときは、ご遺族に連絡を取ったうえで後日弔問するか、遠方なら自筆の手紙に香典を添えて現金書留で送る方法があります。ただし葬儀後のご遺族は各種の手続きに追われているため、弔問がかえって負担になることもあります。無理に伺わず、線香付きの台紙などでお悔やみ電報を送るのも一つの方法です。
弔電と香典は両方必要?
両方でなければいけない決まりはありません。弔電は葬儀に参列できないときにお悔やみの気持ちを伝えるもので、香典とは役割が違います。参列するなら香典を持参すれば弔電は不要ですし、参列できないときに弔電だけを送っても、弔電と香典(現金書留)を両方送っても失礼にはあたりません。