初盆・新盆はいつ? 早見・香典の相場

命日を入れると、初盆(新盆)を迎えるのが今年か翌年かを判定します。四十九日(忌明け)の日付、お盆の期間、参列するときの香典の相場と表書き、迎える側のお布施の目安もまとめて表示します。

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記入例:命日が2026年5月20日・8月盆・親族として参列(選択を変えると切り替わります)
初盆は 2026年
四十九日(忌明け)
2026年7月7日 命日を1日目と数えた49日目です(前日から数える地域もあります)。
初盆(新盆)の時期
2026年8月13日〜16日(8月盆・月遅れ盆)
そう決まる理由
忌明け(2026年7月7日)がお盆の入り(8月13日)より前に済むため、2026年のお盆が初盆になります。
表書き
御仏前 / 御供物料 黒白または双銀の結び切り(関西では黄白を使う地域もあります)
包む金額の目安
1〜3万円 会食(お斎)に招かれる場合はその分を上乗せします。
ひとこと:四十九日を過ぎているので、表書きは「御霊前」ではなく「御仏前」です。親族は提灯の代わりに「御提灯代」(3千〜1万円ほど)を添える地域もあります。案内状に会食の記載があるときは、その分を上乗せして包みます。

初盆(新盆)の基本

初盆とは
故人が四十九日の忌明けを済ませたあと、初めて迎えるお盆のことです。西日本では「初盆(はつぼん)」、東日本では「新盆(にいぼん・あらぼん)」と呼ばれることが多く、意味は同じです。通常のお盆より丁重に、僧侶を招いて営むのが一般的です。
お盆の時期
新暦の7月13〜16日、または月遅れの8月13〜16日。全国では8月盆が多数派で、東京都心部や南関東の一部、静岡の一部、北海道函館、石川県金沢の一部などが7月盆とされます。沖縄・奄美などは旧暦で営むため、年によって日付が動きます。
飾るもの
位牌やお供えを置く精霊棚(盆棚)を設け、迎え火・送り火を焚いてお迎え・お見送りをします。初盆では、故人が迷わず帰れるようにという願いから白い提灯を飾る地域が多く、絵柄の入った盆提灯とあわせて用意します。
宗派による違い
浄土真宗ではお盆を「歓喜会(かんぎえ)」とも呼び、亡くなった方はただちに浄土に往生するという教えから、追善供養や迎え火・精霊棚を行わない場合があります。飾り方・お勤めの作法は宗派と寺院で異なるため、菩提寺に確認するのが確実です。

初盆は「四十九日が間に合うか」で今年か翌年かが決まる

初盆でいちばん間違えやすいのが、亡くなった年のお盆が必ず初盆になるとは限らないという点です。初盆は「四十九日の忌明けのあとに初めて迎えるお盆」なので、亡くなってから最初に来るお盆までに忌明けが済んでいなければ、その年は通常のお盆として過ごし、翌年のお盆が初盆になります。上のツールはこの前後関係を自動で判定します。

お盆 8/13〜16 1 命日 5/20 四十九日 7/7 → その年のお盆が初盆 2 命日 7/20 四十九日 9/6 → 翌年のお盆が初盆
初盆の年の決まり方 お盆までに四十九日(忌明け)が済んでいれば、その年が初盆になります(ケース1)。忌明けがお盆に間に合わないときは、その年は通常のお盆として過ごし、翌年が初盆です(ケース2)。忌明けがお盆の期間と重なる場合は、その年とする地域・寺院と翌年とする考え方の両方があります。

7月盆と8月盆 地域による時期の違い

お盆はもともと旧暦の7月15日を中心に営まれていましたが、明治の改暦のあと、新暦の7月に行う地域と、農繁期を避けて月遅れの8月に行う地域に分かれました。初盆の日程も、住んでいる地域のお盆に合わせます。判定に迷うときは、菩提寺や近隣の慣習に合わせるのが確実です。

呼び方時期主な地域
8月盆(月遅れ盆)8月13日〜16日全国の多くの地域。迎え火は13日、送り火は15日または16日。
7月盆(新暦盆)7月13日〜16日東京都心部・南関東の一部、静岡の一部、北海道函館、石川県金沢の一部など。
旧盆(旧暦盆)旧暦7月13日〜15日沖縄・奄美など。新暦では8月下旬〜9月にずれる年もあり、日付は年ごとに変わります。
このツールは7月盆・8月盆に対応しています。旧暦で営む地域のお盆は年によって新暦の日付が動くため、上のツールでは扱っていません。旧暦盆の地域の方は、その年のお盆の日付を菩提寺・自治体などで確認したうえで、四十九日との前後関係を見てください。

初盆に飾るもの 白提灯と盆提灯

初盆で目印になるのが白い提灯(白紋天)です。故人が初めて家に帰るときに迷わないよう、玄関先や軒下に吊るします。近年は防犯や住宅の事情から、仏壇のある部屋の窓辺に飾ることも増えました。白提灯は初盆の一度きりのもので、お盆が終わったら菩提寺でお焚き上げをしてもらうのが一般的です。絵柄の入った盆提灯は毎年くり返し使うもので、精霊棚や仏壇の脇に飾ります。

① 白提灯(初盆だけ) ② 精霊棚と盆提灯 玄関・軒下や窓辺に 終えたらお焚き上げ 位牌・お供えを置く棚と対の提灯 盆提灯は毎年くり返し使う
初盆の飾り ①白い提灯は初盆だけのもので、玄関・軒下や窓辺に吊るします。②精霊棚(盆棚)には位牌とお供えを置き、絵柄の入った盆提灯を脇に飾ります(対で飾ることが多いですが、一つでも構いません)。飾り方は地域・宗派で異なります。

初盆に包む香典(御仏前)の相場

初盆は四十九日を過ぎた法要なので、表書きは「御仏前」または「御供物料」です。「御霊前」は使いません。金額は故人との関係と、法要のあとの会食(お斎)に招かれるかどうかで変わります。下は一般的な目安で、地域や家との関わりの深さによって幅があります。

故人との関係会食なし会食に招かれる場合
親・子・兄弟姉妹1〜3万円3〜5万円
祖父母・おじ・おば1〜2万円2〜3万円
その他の親戚5千〜1万円1〜2万円
友人・知人5千〜1万円1〜2万円
職場関係5千〜1万円1〜2万円
御提灯代(別に包む場合)3千〜1万円ほど。提灯そのものを贈る代わりに包みます。

夫婦で参列する場合は、1人分をそのまま2倍にするのではなく、2人分としてきりのよい額に整えるのが一般的です。日持ちする菓子折りや果物、線香などのお供えの品を持参する場合は、その分を含めて金額を考えても構いません。

迎える側(施主)の準備とお布施

初盆を営む側は、お盆の1〜2か月前に菩提寺へ日程を相談します。お盆の時期は僧侶が多忙で、希望日が取れないこともあるためです。あわせて、白提灯・盆提灯の手配、精霊棚とお供えの用意、案内状の送付、会食の予約、返礼品(引き出物)の準備を進めます。

用意するもの目安
お布施(初盆・新盆)3〜5万円
御車代(自宅・会場へ招く場合)5千〜1万円(別の白封筒)
御膳料(会食を辞退された場合)5千〜1万円(別の白封筒)
返礼品(引き出物)いただいた額の3分の1〜半分が目安
関連するツール。お布施の金額と袋の書き方は お布施の相場、法要全体の段取りは 法事・法要 準備ガイド、返礼品の金額は お返し計算 で確認できます。一周忌以降の日程は 回忌計算 が便利です。

初盆・新盆のよくある質問

初盆(新盆)はいつ?四十九日前に迎えるお盆はどうなる?

初盆は、四十九日の忌明けを済ませたあとに初めて迎えるお盆です。そのため、亡くなってから最初に来るお盆までに四十九日が明けていなければ、その年ではなく翌年のお盆が初盆になります。たとえば8月盆の地域で7月20日に亡くなった場合、四十九日は9月上旬なのでその年のお盆には間に合わず、初盆は翌年です。四十九日がちょうどお盆の期間に重なるときは、その年とする地域と翌年とする地域があるため、菩提寺に確認してください。

初盆と新盆の違いは?読み方は?

どちらも四十九日のあとに初めて迎えるお盆を指す同じ意味の言葉で、地域によって呼び方が違うだけです。西日本では「初盆(はつぼん・ういぼん)」、東日本では「新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)」と呼ぶことが多いとされます。なお「新盆」は、7月に行う新暦のお盆という意味で使われることもあるため、話が食い違うときは「亡くなって初めてのお盆」と言い換えると確実です。

初盆の香典はいくら包む?表書きは?

親族なら1〜3万円、友人・知人なら5千〜1万円が目安です。四十九日を過ぎているため表書きは「御仏前」または「御供物料」とし、「御霊前」は使いません。袋は黒白または双銀の結び切り(関西では黄白を使う地域もあります)。法要のあとに会食(お斎)に招かれる場合は、その分を上乗せするのが一般的です。金額は地域や家との関わりの深さで幅があります。

初盆の「御提灯代」とは?いくら包む?

初盆に飾る提灯の代わりとして包む現金のことで、表書きは「御提灯代」とします。かつては親族が盆提灯そのものを贈る習わしでしたが、住宅事情から現金を包む形が増えました。金額は3千〜1万円ほどが目安です。香典(御仏前)とは別に用意することも、香典に含めることもあり、地域差が大きいため、迷うときは施主や親族に直接尋ねるのが確実です。

初盆の服装は?平服でもいい?

僧侶を招いて法要を営む初盆では、参列者も喪服(略式喪服)が基本です。男性は黒のスーツに白シャツ・黒ネクタイ、女性は黒のワンピースやアンサンブルで、肌の露出を控えます。真夏の行事なので、案内状に「平服でお越しください」とある場合は、黒・紺・グレーなど地味な色の略装で構いません。上着を脱いでよいかは会場の案内に従い、迷うときは施主に確認します。

浄土真宗にも初盆はある?

浄土真宗ではお盆を「歓喜会(かんぎえ)」とも呼び、亡くなった方はただちに浄土に往生するという教えから、霊が帰ってくるという考え方や追善供養は行いません。そのため迎え火・送り火や精霊棚を用いない寺院・ご家庭もあります。ただし、故人をご縁として仏法に出会う大切な法要としてお勤めすること自体は行われます。飾りやお勤めの作法は寺院によって異なるため、菩提寺に確認してください。

出典・参考文献

お盆の時期・飾り方・金額の慣習は、地域・宗派・寺院・家によって大きく異なります。上記の公開情報と広く共有されている通説を照らし合わせ、一般的な目安として記載しています。日程や飾りの作法で迷われる場合は、菩提寺にご確認ください。